「人気私立大学である日本大学になんとしても進学したい」
「滑り止めという位置付けで、日本大学の合格を掴んでおきたい」

これらの目的で、日本大学を受験する生徒も多いでしょう。

ただし、ここ数年は日本大学の一般選抜の合格難易度が大きく変化しています。
まずは衝撃的な数字から見ていきましょう!

直近3年間で志願者が激増!データが示す「日大人気」の真実

日本大学の一般選抜志願者数は、ここ数年で劇的な右肩上がりを記録しています。

  • 2024年度: 約7.5万人
  • 2025年度: 約9.2万人(前年比 約121%)
  • 2026年度: 約11.1万人(速報値・前年比 約120%)

わずか2年で約3.5万人も志願者が増えている計算になります。

2026年度の最新データ(1月29日時点)を見ても、主要学部で前年度を大きく上回る出願が確認されています。

【2026年度入試】日本大学の志願者速報値の傾向

学部方式前年度比(累計)概況
法学部A個別(1期)142.6%法律学科を中心に爆発的な増加
文理学部合計102.5%史学科・哲学科などが人気
経済学部N全学(1期)126.6%MARCH併願層の流入が顕著
生産工学部A個別(1期)160.9%理系学部の人気も非常に高い

このデータから分かるのは、「合格を勝ち取るのが難しい大学」へと変貌している事実です。
募集人員が大きく増えない中で志願者が増えれば、当然ながら実質倍率は上昇し、合格最低点も底上げされます。


2027年度(令和9年度)入試の「2大変更点」に注目

2027年度入試では、さらに受験生の動向を左右する大きな変更が2点予告されています。

① 新方式「AN共通日程方式」の導入

法学部、経済学部、商学部、国際関係学部、危機管理学部、スポーツ科学部の6学部と短期大学部において、新しい選抜方式がスタートします。

  • 特徴: 2月3日・4日・5日の3日間から試験日を自由に選択可能。
  • メリット: 試験日が異なれば、同一学部・学科に複数回出願できるため、合格チャンスが大幅に広がります。

しかし、注意が必要です。

「受けやすくなる」ということは「志願者がさらに集まる」ことを意味します。

この方式の導入により、上記6学部の実質倍率はさらに跳ね上がる可能性が高いと予測されます。

② 外部英語試験(英検等)のスコア利用拡充

N全学統一方式において、外部試験スコアを外国語の得点として利用可能になります。
また、理工学部、生物資源科学部、薬学部のA個別方式でも新たに導入されます。

「当日の英語試験で失敗しても、英検スコアでカバーできる」という安心感から、英語を得意とする受験生がさらに集中し、高得点勝負になることが予想されます。


【予備校校舎長が直伝】日本大学合格への3つの戦略

日大の入試は、学部ごとに独立した「A個別方式」、全学部共通の「N全学統一方式」など多様です。この「複雑さ」を逆手に取った戦略が合否を分けます。

日本大学合格の戦略①:A方式/AN方式をメインに据える

N全学統一方式は、1回の試験で複数学部に出願できるため非常に便利ですが、その分早慶・MARCH志望の「格上ライバル」が併願としてこぞって受験します。

一方、A個別方式は各学部独自の試験が行われるため、日大を第一志望とする受験生にとって比較的チャンスが生まれやすい傾向にあります。「日大に絶対入りたい」という受験生の場合、第一志望学部のA個別/AN個別方式を軸としてスケジュールを組んでください。

日本大学合格の戦略②:英語は「早期の基礎完成」が重要

日大の英語は、MARCHレベルと比較すると難易度は標準的ですが、問題量が多く、正確な処理能力が求められます。また、英検を取得する上でも英語の基礎が固まっていることは非常に重要です。

  • 夏まで: 単語・熟語・文法の基礎を完璧にする。英検2級を取得しておく。
  • 秋以降: 過去問を使い、時間内に解き切るスピード感を養う。 特に2027年度からは英語外部試験利用者が増えるため、スコアを持っていない受験生は当日「8割以上」を得点する覚悟が必要です。

日本大学合格の戦略③:「歴史総合」を含む選択科目の穴をなくす

2027年度入試(新課程)では、日本史・世界史ともに「歴史総合」の範囲が含まれます。問題の配分は分からないものの、「歴史総合に全く手をつけていなかった」ということがないように、計画的に学習を進めましょう。


日本大学合格に向けた学習スケジュール(例)

「日大なら12月からでも間に合う」という考えは、今の難易度では通用しません。

時期目標具体的なアクション
高3春〜夏基礎の完成英単語1900語、古文単語、社会の通史を一通り終わらせる。
高3夏休み共テレベルの突破共通テストの過去問で7割以上を安定して取れる力をつける。
高3秋過去問演習(A個別)志望学部の過去問を5〜10年分。独特の形式に慣れる。
直前期併願戦略の確定新設の「AN共通日程」なども含め、最適な受験日程を組む。

まとめ:日本大学合格は「戦略」で決まる

2027年度の日本大学入試は、「志願者増による倍率上昇」と「新方式導入による出願増」が重なる、非常にタフな戦いになります。

ただがむしゃらに勉強するのではなく、「どの方式で受けるか」「どの科目に注力するか」という正しい戦略を持つことが重要です!

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