「英検3級は受かったけど、準2級は一気に難しくなるって本当?」
「大学受験で有利になるためには、いつまでに取ればいいの?」
英検準2級は、高校中級程度の英語力を測定する試験。
中学生にとっては「標準以上の実力の証明」に、高校生にとっては「大学入試での武器」になる、非常に重要なターニングポイントとなる級ですね。
特に2025年度からは、新しい級「準2級プラス」の新設や試験形式のリニューアルもあり、より戦略的な対策が求められています。
本記事では、プロの視点から英検準2級の全貌と、最短で合格を勝ち取るための勉強法を完全網羅しました。
詳細は後半で!
英検準2級のレベルと受験するメリット
英検準2級の目安は「高校中級程度」。
日常生活に必要な英語を理解し、使うことができるレベルです。
なぜ準2級を目指すべきなのか?
大学受験英語では「2級」〜「準1級」の取得が定石。
ですが、「英検準2級」にも以下のようなメリットがあります。
- 高校受験での優遇: 内申点への加点や、入試での優遇措置を受けられる高校が多くあります。
- 大学入試の「出願資格」: 多くの私立大学や推薦入試において、準2級は最低限の出願条件、あるいは得点換算の対象となります。
- 「2級」への架け橋: 大学卒業レベルの「2級」に挑戦するための基礎体力(単語・文法)を養う最適なステップです。
大学受験エンカレッジの場合、「高1〜高2生」のうち、「2級は少し飛び級」という状況の生徒には、「準2級を合格すること」を推奨することが多いです。
一方で、高校3年の春以降であれば、「2級合格を念頭に学習をすすめていこう!」という方針とすることが多いです。(生徒の学力や志望校によりますが!)
TOEICと比較すると?
英検準2級は、CEFR(国際的な言語指標)でA2レベルに相当します。
TOEIC L&Rでいうと約225点以上の実力です。ビジネスシーンが中心のTOEICに比べ、英検は学校生活や趣味、社会問題など身近なテーマが多いため、学生にとっては圧倒的に対策しやすいのが特徴です。
試験内容と合格基準をチェック!
試験は「一次試験(筆記・リスニング)」と「二次試験(面接)」の2段階に分かれています。
一次試験(筆記80分 / リスニング約25分)
- リーディング: 短文空所補充、会話文、長文読解。
- ライティング: Eメールの返信作成(新形式!)と、自分の意見を述べる英作文。
- リスニング: 会話の応答、会話の内容一致、文の内容一致。
二次試験(スピーキング約6分)
面接委員との1対1形式。
パッセージの音読、内容に関する質問、イラスト描写、自分の意見表明などが行われます。
合格の目安は「6割」
英検の合否は「CSEスコア」という統計的な指標で決まるため、一概に「何問正解」とは言えませんが、過去のデータからは「各技能で6割程度の正答率」が合格ラインの目安とされています。
特に注意すべきは、ライティングの比重です。
リーディング、リスニングと同等の配点が与えられているため、ここを対策せずして合格はありません。

【技能別】プロが教える最強の勉強法
合格までに必要な学習時間は、すでに基礎がある人で約25時間、基礎から固める人で35時間以上が目安です。(個人差が非常に大きいため、あくまで目安として捉えてくださいね!)
① 単語・熟語:仕分けが合格の9割
準2級に必要な語彙数は約3,600語。抽象的な単語が増えてくるのが特徴です。
- 勉強法: 『でる順パス単』などを使用し、まずは「知っている単語」と「知らない単語」を高速で仕分けます。
- コツ: 派生語(例:fair → unfair)をセットで覚えることで、効率よく語彙力を増やせます。音声アプリを活用し、「耳」で覚えることも忘れずに。
② 英文法:話せる・書けるレベルまで引き上げる
現在完了、受動態、関係代名詞などの「中学英語の完成形」に加え、仮定法などの高校初級文法が必要です。
- 勉強法: 「なんとなく選べる」ではなく、「なぜその形になるか」を説明できるまで理解しましょう。最後にはその文法を使って自分で例文を作る(英作文する)のが最も効果的です。
③ ライティング:型(テンプレート)をマスターする
2024年のリニューアルで、「Eメールの返信」が追加されました。
- Eメール対策: 相手の質問に答えつつ、こちらからも2つの質問を投げかける「型」を覚えます。
- 意見表明対策: 1. 結論(I think…)2. 理由1(First,…)3. 理由2(Second,…)4. 再結論(That is why…)この構成さえ守れば、大幅な減点を防げます。
④ リスニング:1回放送の壁を越える
準2級から音声は「1回のみ」になります。
- 勉強法: スクリプト(放送文)を見ながら音声を聴き、聞こえた通りに発音する「シャドーイング」を行いましょう。文字と音のギャップを埋めることが、1回で聞き取る力に直結します。
4. 二次試験(面接)の必勝戦略
面接で最も大切なのは、実は英語力以上に**「アティチュード(態度)」**です。
- 黙り込まない: 答えに詰まっても “Well…” や “Let me see…” と繋ぎ、沈黙を避けましょう。
- アイコンタクト: 面接委員の目を見て、ハキハキと話すだけで印象(点数)が変わります。
- イラスト描写: 「誰が(主語)」「何をしているか(現在進行形)」をシンプルに伝える練習を繰り返してください。
もちろん英語力が重要ですが、それと同じぐらい重要なのがアティチュード(態度)。
大きい声で、ハキハキと、自信をもって。
これだけでも点数に差がでます。

試験当日の時間配分(一次試験)
筆記試験80分の使い方が合否を分けます。以下の配分を参考にしてください。
| 大問 | 形式 | 目標時間 |
| 1 | 短文空所補充 | 9分 |
| 2 | 会話文補充 | 8分 |
| 3 | 長文空所補充 | 8分 |
| 4 | 長文内容一致 | 20分 |
| 5 | Eメール作成 | 15分 |
| 6 | 英作文 | 20分 |
鉄則: わからない単語問題に時間をかけすぎず、配点の高いライティングに必ず35分以上を残すようにしましょう。
まとめ:地道な対策が最高のショートカット
英検準2級は、正しい順序で対策すれば必ず合格できる試験です。
- 過去問を解いて現状を知る
- 『パス単』で語彙の穴を埋める
- ライティングの「型」を体に叩き込む
- 過去問6回分を時間内に解く練習をする
このステップを積み重ねることで、英語への自信がつき、その先の大学受験でも大きなアドバンテージを得ることができます。
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